
オリーブさん
5.0
『秘めごと』の意味。
上下巻のほとんどが、
ほぼほぼDK時代の紺と水沢先輩の描写でした。
制約の多いその時代の狭い世界で、
生き辛そうに呼吸している二人のシーンが沢山。
胸がぎゅんと詰まるエピソードが多かった。
虚勢を張って、思わず強がりが口をつく、
不器用な紺がとても愛おしくて哀しかった。
一見スマートに見える水沢先輩でさえ、
心を伝える手段は拙い。
作者様がタイトルに使っている『秘めごと』の意味を、
はっきりと捉えられたわけではないけれど、
それを受け入れて味わうには、
センシティブなDKの二人ではまだ早かったんだと感じた。
大人になるまで、待たなければならなかった。
時間がどうしても必要だった。
自立できる大人になるって素敵なことだよ~!(涙)
大人になってからの二人と出会うために、
読者はDK時代の二人を知る必要があったんだね。
紺の真っすぐで直情的なところは変わらずに、
水沢先輩の優し気だけど、
何を考えているのかわからない胡散臭い雰囲気は、
少しはわかりやすくなったようで何より!(笑)
再読したら、きっと、
別の味わいを感じられるお話らしいお話だと感じています。
ほぼほぼDK時代の紺と水沢先輩の描写でした。
制約の多いその時代の狭い世界で、
生き辛そうに呼吸している二人のシーンが沢山。
胸がぎゅんと詰まるエピソードが多かった。
虚勢を張って、思わず強がりが口をつく、
不器用な紺がとても愛おしくて哀しかった。
一見スマートに見える水沢先輩でさえ、
心を伝える手段は拙い。
作者様がタイトルに使っている『秘めごと』の意味を、
はっきりと捉えられたわけではないけれど、
それを受け入れて味わうには、
センシティブなDKの二人ではまだ早かったんだと感じた。
大人になるまで、待たなければならなかった。
時間がどうしても必要だった。
自立できる大人になるって素敵なことだよ~!(涙)
大人になってからの二人と出会うために、
読者はDK時代の二人を知る必要があったんだね。
紺の真っすぐで直情的なところは変わらずに、
水沢先輩の優し気だけど、
何を考えているのかわからない胡散臭い雰囲気は、
少しはわかりやすくなったようで何より!(笑)
再読したら、きっと、
別の味わいを感じられるお話らしいお話だと感じています。
2025/09/07