｢モブ同然の悪役令嬢は男装して攻略対象の座を狙う｣のレビュー・感想

7巻まで読んで見ました。
主人公が乙女ゲームの断罪(?)回避に奮闘し、中途半端な男装ではなくガチの(現実的には有り得なくても)男装をしている所も、強くてイケメンでモテモテというのも新鮮で面白かったです。
ただヨウの登場が攻略キャラの割には小物感が凄かったので、その後も定期的にドMとして登場するのが少し蛇足というか…メインキャラっぽくしたいのかもしれないけど、苦手です。
その代わりにチョイ役ぽかった殿下の言伝を預かるマーティ？(殿下の伝令くん)の登場が増え、主人公との気安い友人の感じと片想い(勘違い？？)の感じが、いいキャラしてて好きだな〜と思いました。
それと西の国の腐女子の王女はナマモノに対する配慮が本当にされているのか？と思いつつちょっと苦手ですが、それよりもそのシスコン兄の仕方ないから貰い手ないなら嫁に来い発言は普通にいいな〜と思いましたし、ツンデレ妹は素直になれない兄と性質が似てて可愛いな〜と思いました。
今のところ燃え尽き症候群で主人公は目標がないみたいですが、新たな目標を掲げて何かしてもいいですし、就職に向けての次のステップに移るもの良いですよね。主人公が本当にしたいことってなんなんだろうって気になってしまい、次巻が早く読みたいです。
私の予想ではなんだかんだ特別扱いされている聖女ちゃんとくっつくのかな？と思いつつも、意外と元鞘のチョロベルトとくっつくのも主人公のリアクション的にはありそうだな〜、と考えつつ展開が予想できずにワクワクしています。
性別を超えたノーブルでファビュラスな愛のストーリーを今後も楽しみにしています。