【幾重にも紡がれた“闇”が終わりを告げる。】不登校児、絹掛の指摘により、遺書は姫山が書いたものではないという疑惑が浮上する。そして、遺書を書いたのはまったくの意外な人物だった…。なぜクラスメイト全員に遺書を書いたのか?すべては2年D組に蔓延る「序列」が関係していた!自殺の真相、遺書の意図…すべてが明らかにされる最終巻!!(C)2022 Toutarou Minami詳細
midori通報5.0他の作品も読みたくなった30人くらいのキャラクターと故人と関わるイベントを、よくぞ作り込んだなぁと思った。人気があったのだろう、最終回までに無理なく物語が繰り広げられてゆく。沢山の生徒達の思惑が絡み合う。自尊心の歪み、保身したい心、他人を羨む気持ち、気が付いてても何もしない姿勢、違和感を放っておいた後悔、‥未成年だろうと大人だろうと皆んな「自分の身可愛さ」にやらかしてしまう事を、これでもかと並べまくる。正直耳が痛い。故人と、騒動の軸となる人物の壊れっぷりが見事。ブレないサイコパスな人格を最後まで見せてくれた事にはとても満足出来た。2025/02/10いいね