地方都市の資産家・仲井留吉はいつも傍若無人な態度で、長女・祥子にだけつらく当たっていた。その暴力や罵声は、母や次女・沙美が止めても止まるものではなかった。
この仕打ちを受けていた祥子はひどく父・留吉を憎んでいた。そして祥子は自分が留吉の元妻の子供であることを告げられ、とうとう家を出た。
その後、祥子は結婚することになり、沙美もそれを大変喜んでいた。ハネムーンに行っているはずの祥子から奇妙な電話が来るまでは……。
全巻(1巻 完結)
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罪色のティディ・ベア