帰宅早々、有田の目に入ってきたのは、おでこに冷却シートを貼ってこたつで横になる武田の姿。どうやら風邪を引いたらしい。ご飯を用意して、薬を飲ませて、静かな夜の時間を過ごす二人だったが、武田は熱を出すたびに、隕石が降ってくる夢を見るようで――。恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。詳細