昭和27年、一代で三田に外科病院を築いた祖父時田利平はすでに亡く、一族の長老、政治家の風間振一郎も急死した。東大の医学生悠太はセツルメントに関わっている、後に“血のメーデー”と呼ばれるデモに参加して負傷、妹央子はヴァイオリンの才能を認められパリに滞在している。占領が解かれ、混乱しつつ復興する東京を舞台に、『永遠の都』の外科病院一族の戦後を描く。
既刊(1-5巻 最新刊)
雲の都―第一部 広場―
雲の都―第二部 時計台―
雲の都―第三部 城砦―
雲の都―第四部 幸福の森―
雲の都―第五部 鎮魂の海―
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