妖気に蝕まれ、廃墟の如き“館”。 小夜子たちを異界が待つ――古書店、文車堂(ふぐるまどう)で、龍造寺は小夜子、白石たちには詰問され、“有鬼派”大生部には襲撃される。魔書“本草霊恠図譜(ほんぞうれいかいずふ)”が奪われたというのだ。行方を追って一同は、知る人ぞ知る曰くつきの品を引き取り封じる呪物館を訪れる。そこには数々の不可解な事件が待ち受けていた。妖怪伝奇小説、佳境へ。(講談社文庫)
既刊(1-8巻)
蠱猫 人工憑霊蠱猫
白澤 人工憑霊蠱猫
渾沌王 人工憑霊蠱猫
件獣 人工憑霊蠱猫
呪物館 人工憑霊蠱猫
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