イタリア美術史研究の第一人者である著者が、比較文化の視点から日本文化の基底に見たもの、それは神道だった。
本書では、縄文土器、古墳、『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』、西行の歌、芭蕉の俳句、葛飾北斎の浮世絵、さらに仏像までが、神道の心を表していることを具体的に解説している。
北斎の絵は、なぜセザンヌやゴッホらに大きな影響を与えたのか? 日本の神話が語っている日本文化の特色とは何か? 聖徳太子の「和の精神」とは何か? 天皇とはいかなる存在なのか?
“クールジャパン"の源泉たる日本文化の神髄がよくわかる10章。
![[増補]日本の文化 本当は何がすごいのか](https://stat.dokusho-ojikan.jp/9be38a7b-a74c-44eb-9179-0b2c0e5d8420.jpg?dh=338&dw=236&jpeghint=y&q=70)