※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。すべての子どもがテレビっ子だったあの頃、人格形成において影響を与えたものは特撮やアニメ、バラエティ、音楽番組……それ以上に大きな比重を占めていたのがテレビドラマでした。児童向けのみならず、刑事ものや学園もの、ホームコメディから硬派な大人向け作品までの幅広いカテゴリーのドラマは、昭和のテレビの根幹だったと言っていいでしょう。各テレビ局が競うように名作を送り出していたそんな時代に我々は育ったわけですが、本放送のみならず、再放送で何度も観て、別世界に導かれ、また現実を知り、大人の階段を一歩一歩上っていきました。今回は我々が物心のついた70年代前半から後半にかけての、言い換えれば「フィルムドラマ」の時代に作られたドラマのなかから特に心に残っている作品を取り上げ、その魅力を検証していきます。第二特集「俺たちの時間旅行 タイム・トラベル」は、1967年(昭和42年)にフォーカス。この年の10月から放送が始まった円谷プロの空想特撮シリーズ第3弾『ウルトラセブン』のほか、自主制作から生まれた大ヒット曲、ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」、深夜放送の可能性を切り拓いたラジオ番組『オールナイトニッポン』放送開始の記事では初代パーソナリティを務めた斉藤安弘さんにインタビュー、この年に連載が始まった『あしたのジョー』の記事では、ちばてつや先生と原作者の梶原一騎先生のご長男、高森城さんにお話を伺い、今回もさまざまな角度から“一年”にフォーカスしています。連載インタビュー「荒海に生きるタメ年男。」には俳優の甲本雅裕さん、「俺たちのマドンナ」には“総立ちの貴子”こと白井貴子さんが登場。対談連載「樋口毅宏の神のみぞ知る」は、泉谷しげるさんを招いてお届けします。大槻ケンヂさん、錦織一清さん、江口寿史×鈴木ダイスケ「回転ちがいのズル休み」などの連載陣も絶好調。昭和カルチャーが大好きな平成生まれのゲストをお招きする「Vivaヤング」、泉麻人さんのコラム「納戸の遺産」といった新連載も始まりました。どのページも見逃せないものになっております。ご期待ください!※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。

