ある世代にすごく刺さる、すべての世代に読んでほしいテーマ
私は2020年に大学一年生、ちょうどコロナで大学がリモートになった代でした
いつか報われると思って努力を続けてきましたが、失われた大学生活で何かがおかしくなった感覚がいまでもあります
私は普段チハヤのようなキャラクターは漫画では苦手です
自分と考え方が全然異なるので、まったく感情移入ができないからです
ですが、コロナでおかしくなった契機、二巻最後の自白のシーンなどがすごく自分と重なって気持ちが揺らぎました
自分にまったく関係のない理由で未来が閉ざされた状況、それによって起きる大きな心情変化などが的確に表現されていると思います
普段レビューは書かないのですが、
私のようなコロナで青春を失った人も、特別影響を受けていないその他の人たちにも、
この本からコロナ世代の中にはこんな人もいるということを知ってほしいと思い
初めてレビューしました
ネタバレ有りなのでこれを読む人はすでに買っている人が多いと思いますが、
ぜひ手に取っていただきたいです