カイが起きていられる時間はだんだんと少なくなっていくこと以外は、以前と変わらない穏やかな時間が流れる日々を送る二人。しかしある日、うっかり怪我を負ってしまったシオンの血がカイの吸血鬼としての衝動を呼び覚まし襲いかかってしまう。シオンの名を呼ぶ声に意識を取り戻すカイだったが、翌朝にはもうその姿はなくて…。違う形の命を持ちながら、寄り添って生きた二人が選ぶ結末とは――?詳細