ゆかりと優作(ゆうさく)が出会った、ひとりの死者。あまりにも美しい彼女は、自分が死んだことにすら気付かず、廃屋で夫の帰りを待ちわびている。彼女の目から見ると、生きている者こそが、自らの生活をおびやかす存在。ゆかりと優作はなんとか彼女に安らぎを与えようとするが――。(『最後の涙のその果てに』)死者の姿が見え声を聞くことができる優作とゆかり。ふたりが出会う死者たちとの真摯な魂のふれ合いを描いた傑作。【第26話「そこに山があるから」を収録】
全巻(1-31巻 完結)
通知管理を見る
まだレビューはありません。
死と彼女とぼく 分冊版(26)