音の魔術師・ストラディヴァリが世を去ってから、およそ二百年。信州の少年・小沢僖久二は誰の力も借りずにバイオリンを作りあげた。それは、彼が生涯の夢として追いつづけた「美しい音色」への第一歩であった。 ――本書は、バイオリン作りに全てをかけた男の波乱にとんだ青春を、愛と感動とスリルで綴るノンフィクション。詳細