連合艦隊はハワイ奇襲に成功、ミッドウェー海戦も勝利する。海軍の活躍にいらだった陸軍が山本五十六の殺害を計画するも、事前に情報を察知した政府・海軍・宮中はこれを回避した。やがて日本はフィジー、サモアも支配下に収めて米豪遮断を図り、中国では日本陸軍が国民党に協力して共産党勢力を撃退する。そして昭和18年6月の第二次ミッドウェー海戦でも、潜水戦隊の活躍により新型空母を仕留め、米軍の侵攻を阻止。この情勢を見たオーストラリアと中国は、秘密裏に連合国からの離脱を決意する……。
帝国必勝の道を探る大型仮想戦史「大東亜大戦記」シリーズ、第4弾。
●羅門祐人(らもん・ゆうと)
福岡県出身。血液型はO型。星座は山羊座。少林寺拳法三段。主な著書は『元祖羅門堂病院』『蒼き波濤』『独立愚連艦隊』『天軍戦国史』『列島大戦NEOジャパン』『超極級戦艦「八島」』など。
●中岡潤一郎(なかおか・じゅんいちろう)
1968年生まれ。獨協大学経済学部修士課程修了後、テクニカルライターに。1996年『決戦!津軽海戦 鋼鉄の嵐 維新篇』で商業デビュー。以降、架空戦記、時代小説を中心に執筆。近作に『同心若さま流星剣』シリーズ、『浪人上様織田信長』シリーズ(いずれもコスミック時代小説文庫)がある。競馬好き。関東圏の競馬場、特に中山競馬場、船橋競馬場によく出向く。