俺はまぁ、いわゆるニートだ。仕方がない…、こんな社会だ。猿みたいなのがはびこってやがる。俺の家族もヒドイものだ。妹のかすみは金目当てでヘンな野郎どもと付き合ってるし、母親に至っては…。どこかのヤリチン男に入れ込んで家の事はほったらかし。もお、うんざりだ。息子としてではなく、人として言ってやる。かくして俺は立ち上がった。が…。「よくもまぁ　そんな大口を」「どの口がそんなエッラソーな事言わせるのかしら？」「普段働きもせずフラフラしてるクセに親に説教しようと？」と、母親に逆ギレされた。しかも妹のかすみが帰って来て、ハナシはもっとややこしいことに。「溜まってるからそんな事になるの　私達が面倒見るわよ」「ケド　払うものは払ってもらうわよ」というわけで、向こう一年、家事全般と奴らのサポートとひきかえに、俺は、俺は…。

詳細