「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」と気を張りすぎていませんか。精神科医・藤野智哉が日々の診療で感じるのは、多くの人が限界の一歩手前まで自分を追い込み、すり減っているという事実です。本書は、そんなあなたに贈る“休み方のレッスン”。SNSや職場、家庭…どこにいても「つながらなきゃ」「応えなきゃ」と追い詰められてしまう時代。だからこそ、「つながらない自由」を持つこと、「損な役回りから逃げること」、「リセットボタンを押すこと」、「人に頼ること」――こうした小さな休み方が、心と体を守る大切な技術になります。さらに精神科医の観点から、睡眠の質が心身の回復に直結すること、そして「正しい休息の取り方」を知ることの重要性を丁寧に解説。横になるだけでは癒されない“心と心の疲れ”を軽くし、回復につなげていきます。病気になるまで頑張る必要はありません。立ち止まり、自分をゆるめることから、人生は変わっていきます。ほどよく手放し、すり減る日々から、満たされた毎日へ。働き方だけでなく「休み方」を見直すための一冊です。