神奈川県の刑事課強行犯係に所属する桐野彰吾(きりのしょうご)は、人が頭から血を流して倒れているという通報を受け、現場に向かう。第一発見者であるインテリアコーディネーター・日月悠(たちもりゆう)に事情聴取を行うが、事件性は見られない。おそらく事故であろうと結論を出したその矢先、「自分が犯人だ」と日月が供述を変える。突然の自白を不審に思いながらも、桐野は日月を取り調べることに。しかし、彼が容疑者であるような証拠は出ないどころか、思いもよらない事件の真相に近づいていき……。傍若無人なインテリアコーディネーターとマイペースな刑事の凸凹バディが贈る、インテリアミステリー。【本作品は『日月悠は推理をしない~インテリアの貴公子と訳アリ刑事の事件目録~』第1巻~第4巻を収録した合本版です】