「わたしはこの世界から、虐めを一つ残らずなくしたいと思っているんだ」どこか湿り気のある秋の匂いが漂うある日、私の最愛の友人である睡蓮は、そんな理想を語った。私は彼女の力になりたいと思い、“何か助けになれないか”と願い出る――けれど・・・・・・睡蓮は、自殺してしまった。壊れゆく日々と、終わりゆく私たち。そうして私は、隠されていた“真相”へと辿り着く――第9回カクヨムWeb小説コンテスト「映画・映像化賞佳作」作品。詳細