「どんな哀しみの時も、貴方のそばにいる」ロサーナ王国の第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられ北の果てのレーフェルト凍宮に追放された。アルベルトを裏切ったのは、幼い頃から大切に想っていた宮中伯筆頭のヴァンテル公爵。王太子の兄が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに……しかし全て失くし、向かった銀世界の離宮で待っていたのはアルベルトを追放したはずのヴァンテルだった。実はこれまでのことは全て、アルベルトの身を案じたヴァンテルが、アルベルトへの愛ゆえに行ったことで――? 凍てつく最果ての地で紡がれる、切なく一途な王道純愛ロマンス! ※電子版は単行本をもとに編集しています
