【こちらは、著者による自主出版作品の電子書籍版です。】クラリスは今日から弟になるというノエルの顔を見て、前世を思い出した。この世界がかつてプレイしていた乙女ゲームの世界であり、自分が最推し(ノエル)のルートでヒロインとの恋を邪魔する当て馬悪役令嬢であることを知る。だがクラリスは弟かつ最推しに非道なことを出来るわけがなく、遠くから見守りつついざという時は手助けをしていたら懐かれてしまい…。「俺だけの姉さんじゃなきゃ嫌だ…っ」成長したノエルにヒロインと進展はあったか聞くクラリスに、そんな相手はいないというノエル。一方クラリスは文通している相手がいると知るとノエルはクラリスに唇を奪い、涙ながらにクラリスに告白する。その泣き顔に興奮し、うっかり手を出してしまうクラリス。翌日、よそよそしく学園に行くノエルに猛省し二度と手を出さないと誓う。一方ノエルはクラリスとの夜を思い出し、一人自慰に耽っていて──…。
