その味は、決して知ってはいけない。
姉の詩織がつれてきた大学の友人・朝倉薫。自由奔放で、謎めいた空気を持つ大人の女性に、高校生の恭平は恋に落ちてしまう。しかしある日、恭平は隣の部屋でキスをする薫と詩織を目撃……二人は友人ではなく恋人同士だった。事実を受け容れられず、やり場のない感情に胸をしめつけられる恭平。そんなとき、薫は恭平にささやく。「弟くんは、私とキスしたい?」踏み込んではいけないと知りながらも、押さえられない感情に身を委ねたとき、普通ではいられない恋が動き出す――歪な愛が結ぶ三角ラブストーリー。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

