レジェンドBL作家・四谷シモーヌの3冊目の小説「天使を追いかけて」(1997年刊)が、電子書籍として復刻!子供の頃からF1レーサーに憧れていた森下駆は、19歳になった今、その夢とひきかえにチームのオーナーの恋人となる。ビジネスだけの関係のはずが、いつしか駆は彼に恋をしてしまう。華麗でドラマチックな物語。■■■■■■一瞬、駆はそれに見惚れた。それまでの冷たさを消し、一瞬にして甘く優しい雰囲気を纏った彼の端正な顔を、ただ息を呑んで見つめた。だが、その優美な曲線を描く唇で、天野は彼にこう言った。「結構、うちのマシンのシートに乗せてあげてもいい。……ただし、ベッドの中で僕を後悔させなければ」■■■■■■(イラスト:本仁 戻)

