流行り病で母を亡くし、借金まみれの父に裏切られたアティーナ・ペダーセン男爵家令嬢。
借金取りが彼女を攫い、ついに闇オークションにかけられてしまうーー!
そんな彼女を競り落としたのは、「氷の公爵」ことマーカス・レイナード・ウェスカー公爵だった。
マーカスの庇護のもと、新しい生活をスタートさせたアティーナは、甲斐甲斐しく世話を焼く彼に次第に心を開き始める……。
「アティーナ。きみは生きている。今から、きみを私のものにする――」
激しく淫靡に体を重ねたその日から、公爵はアティーナに対してさらに甘く過保護になっていきーー?
そんな日々を重ね、いつしかマーカスへの気持ちを募らせるようになっていったアティーナだったが……。
