「日本犯罪史最大の闇」「日本版エプスタイン事件」などと呼ばれる事件。しかし、その“闇”は本当に存在したのか。2003年、東京・赤坂で起きた小学生4人監禁事件。犯人とされた男は現場で自殺し、事件は多くの謎を残したまま終息した。だが、事件はそこで終わらなかった。「顧客名簿には政財界の大物がいた」「警察は名簿の捜査を打ち切った」「事件を追った記者が不審死した」「犯人は口封じのために殺された」ネット、週刊誌、動画、匿名掲示板――。断片的な情報はやがて膨れ上がり、プチエンジェル事件は“国家レベルのタブー”として語られるようになった。しかし、こうした陰謀論はどこから生まれたのか。どこまでが事実で、どこからが憶測なのか。本書は、報道資料と関連情報をもとに、現在語られている通説の真偽を徹底検証する。読み進めるほどに見えてくるのは、陰謀論以上にリアルな、事件のもう一つの実像である。
