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全巻(1巻 完結)

すきあり

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300
会社からの帰宅の夜道。 絶妙に追い越せない足の速さの女性がずっと同じ方向で、気まずい……。 「俺は不審者じゃないですよ!」とか思っていると、チラっと振り返ってこちらを見てくる女性。 すると、いかがわしそうにしていた表情が一転、柔らかい笑顔に。 「あっ 佐竹(さたけ)さん!?」 こちらが気付くよりも早く、俺に気付いてくれたお隣に住む女性の畑(はた)さん。 なにやら嬉しそうにお話してくれて、どうやら悪くは思われていないようだが……。 そしてお互いの部屋に入ろうとお別れするや否や、どうやら鍵を忘れて部屋に入れないらしい。 そのまま流れで俺の部屋に来る畑さん。そしてさらにシャワーまで借りたいと言い出す始末。 (隣人とはいえ、よく知らない男の家に深夜に上がり込むとか…危機管理意識ガバガバじゃん) なんかの罠? と疑いつつも、このシチュエーションは…… と否応でも期待が高まるなか、シャワー後、俺のぶかぶかのTシャツ一枚の姿で前かがみになりながら「お礼がしたくて。もし何か、ご希望があれば…」そんなことを言われてしまったら、もう……!!?
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