原作の前半は『中国版ガリヴァー旅行記』とも言われ、主人公の唐敖が物語全体の背景になっている事件「徐敬業の乱」によって、海外へ散ったかつての盟友の娘達ら、12人の少女を探して不思議な国々を巡る話。後半はその旅の帰りに仙人の島・小蓬莱へ上陸して行方不明になった父に会いに、唐敖の娘・唐小山が同じく小蓬莱へ行くため、唐へ帰った12人の少女と共に、則天武后が始めた女子科挙に挑む話。そして物語の結末は…
<著者紹介>
橘高秀実(キッタカ ヒデミ)
同志社大学文学部卒。2025年に『沈める寺』を出版以降『詩人たちの恋』、『小町九相図』に続き、本書は4作目。
