触れてはならぬ
「公然の秘密」で読み解くと
日本史は最高に面白い。
待望の本郷史観、最新論考!
現代のように恋愛が個人の結びつき
ではなかった時代。
恋愛や婚姻には「家」と「家」の利害関係があり
個人の意思だけでは解決しない問題が生じ
それが日本の歴史に大きな影響を及ぼしてきた。
「生物学的な父」と「社会的な父」が異なる
血統の不一致をもたらした「托卵」。
時の権力者が抱く「嫉妬」が周囲を巻き込み
生みだしてしまった悲劇。
悪妻、恐妻と称されても「家」を存続させる
使命を貫いた女たちの「貞節」。
「家」の呪縛から逃れ
奔放な性をと生を謳歌した「乱倫」。
4つのキーワードで斬る
人間の業と多様な価値観。
これぞ歴史の醍醐味!

